[家づくりblog]仙台の街が見える家 基礎から設備工事へ

基礎工事期間中、天候にも恵まれ、基礎型枠の解体から設備工事へと進んでいます。足場が組まれる前に内部と外部の設備を配管します。

 

 

基礎の表面にはレベラーという液体のモルタルが硬化し、水平がとられているものの、硬化までの間に誤差が生じるため、最終的に基礎のレベルをチェックします。赤い字で5、と書かれているところがチェックした部分、少し高い場合は表面を削ったりしながら、誤差を極力無くしていきます。

 

基礎断熱工法の場合、基礎の精度がそのまま床の精度に現れるため、この誤差の調整は重要な作業です。

 

 

15年くらい前までは、銅管をはんだで溶接しながら配管していましたが、住宅の設備も、すっかりポリエチレン管が主流になりました。一本の本管から必要ヶ所へ枝分かれさせていきます。この分岐点は「ヘッター」と呼ばれるもので、接続にはボンドや工具を一切使用しません。ヘッターにポリ管を差し込むと、カチッと音がするシステムで、一度接続すると抜くことが出来ません。管には水圧がかかるため、施工ミスを防ぐ工夫が、この材料に施されています。

 

赤がお湯のルート、青が水のルートです。それぞれのものは管を守る保温材になっています。

 

 

何やら基礎から伸びている管があります。今回は2か所、壁から給排水を取り出す器機があるため、このように木工事に先行して立ち上げておきます。この立ち上がった配管は壁の中に入る部分です。

 

2018年4月3日

 

 

 

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