[油絵が時をつなぐ家] 建て方のあと(屋根下地の様子)

油絵が時をつなぐ家、クレーンを使った建て方の後は、屋根の下地づくり。垂木(たるき)という、まるで竜骨のように見える木材が組まれると、いよいよ屋根の形が見えます。

 

今回の勾配ですと、屋根の上を歩くのに恐怖や負担はないですが、5寸(→横1に対して縦0.5)を超えてくると、足や腰に負担がくるようになり、作業効率もぐっと下がります。

 

 

垂木の上に貼られる野地合板。この作業の際に風があると、あおられて危険です。今日は穏やかなので順調に進みます。

 

 

妻壁の部分の下地です。基本的には在来軸組工法に則った組み方ですが、この部分はツーバーフォーの組み方で垂木を組みます。今回はお隣にも近いことで、あまり目立つ部分ではないですが、強度とともに、妻壁が軽くシャープに見せるためのポイントです。

 

 

玄関の上の屋根は、L型のプランが交差する部分。ここは45°斜めになることから、プレカットでの加工ではなく、現場合わせにより屋根下地をつくります。

 

 

平面と屋根、3つの角度が交差する部分は、微調整しながらカットし組みます。ここは玄関上の屋根ということもあり顔になりますので、時間が必要な作業です。

 

20210222

MENU