街のあかり

2010年初冬 ヘルシンキ@フィンランド

 

これは午前8時過ぎの写真です。11月中旬のヘルシンキは、9時くらいに明るくなり、午後4時には暗くなります。前回2008年は5月末に来たので、夜10時でも明るかったのですが、今回はまったく逆の季節。気温は0度前後。一日はマイナス7度まで下がりました。

 

このような雪空の中では、当然日中でも暗く、車はヘッドライトをつけたまま走り、建物の照明も多くは点灯しています。

 



今回の旅で、日の長い観光シーズンではなかったのですが、痛感したことがあります。それは、ここでの照明とは、夜のためではなく、長い冬のためにある、ということ。

 

北欧デザインの照明器具は、ランプが直接見えず、シェード(傘)部を通して間接的に明かりを出すものが多いです。これは、あくまでもランプの存在を軽減し、「日のひかりをサポートするものが照明器具である」という考え方があるのではないか、と感じました。

 

こちらはフィンランドを代表する建築家、アアルトの自邸にある仕事場(アトリエ)です。光を大きく取り入れて、奥までやわらかく光が入っています。

 

ホテルの天井には大きな森が描かれたスクリーンがありました。そこに裏から照明があてられて、部屋を明るくする工夫が施されていました。

 

ホテルのロビー。天井から吊るされたランプと、明るさを補てんするためのダウン&スポットライトにて、嫌みのない、やわらかなあかり空間を演出していました。長くついていても飽きない、うるさくない照明には目をみはるものがありました。