玄関土間に薪ストーブのある家

 

  • 玄関は土間になっていて、そこには薪ストーブがある。
  • 屋根のかかったデッキがあり、そこではブランコなどできる。

 

Iさんには建てる家への二つのイメージがありました。デッキも土間も、外とのつながりを大事にする空間。窓や外壁、断熱で、外と内とをしっかりと縁を切る代わりに、どこか緩やかな部分を残しておきたい、というご希望だったように思えます。

 

プランで悩んだのはキッチンを土間に置くか否か。結果的には土間にはつながっていますが、よりリビングダイニングへの使い勝手を意識した配置へと変更しました。

 

仙台市宮城野区鶴ケ谷の大地の上に建ち、心地よい風も通り抜けていく家になりました。建築中、東日本大震災の本震と余震、2回の大きな地震を乗り越えて、無事完成した、思い出深い家です。

 

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玄関を入ると左に下足入れ、右に薪ストーブのある土間ホールへと続く。

 

二階吹き抜けから見た土間ホールの様子

 

土間ホールからキッチンにつながる動線、サブルートになるので引き戸がついている。

 

土間ホールにある、シンプルでどこか懐かしいような照明

 

リビングダイニングの様子。天井と正面の壁、床は全てパイン。木に包まれた空間です。

 

化粧柱と壁とをつなぐ造作収納ボックス。子供たち3人のランドセルや持ち物をそれぞれ管理する重要な箱です。リビングからは見えない位置に設置。

 

リビング側から見た様子、先ほどの収納ボックスは、奥のトイレドアの開け閉めを少し隠す役割も担っています。ダイニングには、屋根付きデッキにつながる大きな全開口窓があります。

 

一階トイレにある造作手洗い、黄色いボウルは信楽焼

 

階段の踊り場にある造作本棚。写真も飾られていて、家族アルバムのようなコーナー

 

二階北洋室にあるロフト。正面の窓は薪ストーブのある土間ホールの上。吹き抜けを介して、暖かい空気が滞留する大事な窓です。

 

エントランスの様子、茶色いラップサイディングとオレンジ色のデッキや柱

 

bobiのポストと枕木柱も、家の色バランスに合わせました。

 

(2011年4月完成)

 

 

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