[家づくりblog]仙台の街が見える家 基礎のコンクリート打ち

3月26日、今日は基礎の立ち上がりのコンクリートを打設する日です。コンクリートの打設には、よく街で見かけるミキサー車、基礎業者さん、それととても重要な業界の車が、この赤い「ミニポンプ」車です。この3社が揃って初めてコンクリートを打つことができます。

 

 

コンクリートが欲しいところに、このミニポンプ車からのノズルを持っていきます。ミキサー車はまずミニポンプ車にコンクリートを入れ、ノズルにより基礎にコンクリートを入れていく、という手順です。

 

 

左がミキサー車のお尻部分。右がミニポンプ車のお尻部分。周辺の道路が狭いので、今回は小型のミキサー車です。今日はこの車のサイズで3台分入ります。フレッシュなコンクリートが打設前に分離しないように。ミニポンプ車でもかくはんし続けます。

 

 

コンクリートを入れる前の基礎(外周部)の様子。外の白い断熱材が防蟻断熱材。内側のものが一般的な断熱材。この2つの断熱材で基礎をサンドイッチします。金色の棒は、土台(一番下に入る木材)と基礎とをつなぐアンカーボルト。上にはネジ山が切ってあり、コンクリートがかからないようにキャップが被せてあります。また家の角には、大きな引き抜きの力が働くため、より太いアンカーボルトが入ります。コンクリートが入る前に、指定した位置にボルトを設置しておきます。

 

黄色い双葉のように見えるのは、基礎の高さの目印です。一つ一つ高さをチェックし、コンクリートを打つ基準を付けています。

 

 

只今打設中。このコンクリートを打設するのは、ミニポンプの方。腰にスイッチが付いていて、コンクリートの速度を調整します。

 

そこからは基礎業者さんの作業。しっかりと分離せず下まで入るように「振動する棒」でコンクリートを揺らせます。あまりかけすぎると、石などの重いものが下に、水分など軽いものが上に分離してしまうので、塩梅を見ながら、職人さんの腕にかかる作業です。

 

 

打設が終わった様子。ちょうど双葉が隠れる高さまでコンクリートが入りました。双葉より約1センチ程、頭が出ていますが、ここが最終的な仕上がり高さ。この部分まで流動性のある「レベラー」というモルタルの液体をこの後流し、本日の作業は終了となります。

 

2018年3月27日

MENU