concept T君が描いた下がり壁

2019年7月に完成した「koagariのある家」 玄関をあけると正面にはT君が描いた下がり壁があります。この下がり壁を通りトイレやサニタリーへと続く場所にあり、見栄えだけではなくよく通る動線にあるため、ご家族にとってもポイントになる壁です。

 

こちらはT君が描いてくれたスケッチ。今回は波のような形状になりそうです。こちらをデータにおこし、下がり壁をつくるための治具をつくります。

 

 

治具が完成し、事務所に到着しました。スケッチを見ると、右と左ではカーブの終わり方が違うようです。これを再現し、なるべく忠実に、かつクラックが入りにくいように壁をつくることがポイント。真ん中の波もとんがりすぎない程度に下地をつくりました。

 

 

あまり滑らかすぎず、少しだけ塗り壁の設えを残して仕上げました。右は縦の壁に刺さるように、左は縦にスッと流れるように下地をつくり、さらにパテで調整し、塗り壁(ダイアトーマス)で仕上げます。

 

下がり壁は高いと目に入りにくく、逆に低いと頭にぶつかってしまいます。今回は真ん中が低いことから、ここを基準として高さを設定しました。玄関ドアを開けるといつもT君の下がり壁がお迎えしてくれる、そんなkoagariの家の下がり壁です。

 

※1/Rのくらし 【あーる ぶんのいち のくらし】

住文舎が提案するライフスタイル 「くらしの中に、自由な曲線を」

 

当社では施工ごとに、オーナーさまの声と、施工紹介、および完成までの過程の3つの情報を整理しております。

ぜひゆっくりと完成までの経緯をご覧ください。

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