ゆとりを持たせたマンションリノベーション

13年前に新築でご入居されたマンション。生活環境の変化とともに、間取り変更をご希望されたOさんの意向を受けて、リノベーションを行いました。仙台市青葉区の台原森林公園にほど近いお住まい。

 

リノベーションとは、簡単に言いますと「大がかりなリフォーム」この部屋も一度ほぼスケルトン(壁や天井、床まで解体)にし、再度間仕切りを造りました。マンションなので構造などの共用部分は手をつけることはできませんが、一戸建てと違い、部屋を区切る間仕切りには強度がかからないので、一旦全て解体することができます。インターホンや水廻りなど、一部制限がありますが、間仕切り変更などは一戸建てよりはやりやすいとも言えます。

 

キッチンは当初の向きから位置も変更。浴室などもリフォームとなったことから、床を上げず、浴室との壁の隙間をうまく利用し、排水の勾配を確保しながらレイアウトを変更しました。

 

◇リノベーションの経過がわかるblogはこちらから

 

ダイニングテーブルはゆったりと座れる、大きな座面のある椅子。キッチンとともにウォールナット材による。出窓に向かって造作カウンターを設け、テレビが置けるようにしました。

 

トイレ内にある造作手洗い。トイレだけは縦管の関係で位置の変更は行いませんでした。

 

サニタリーの様子。室内は全て塗り壁により仕上げたため、洗面カウンターも造作しました。

 

大きくシンプルな鏡。人造大理石の一体形成された、つなぎ目のないボウル

 

洋室にある造り付けの本棚、下に照明を組み込みました。

 

2つの部屋を、細長い一つの寝室に変更。面積が増えた分、クローゼットを増やしました。

 

玄関も下足入れを十分確保、大きな引き戸を設けました。

 

玄関の照明含め、Oさんのセレクトによるもの。室内はオレンジ色の無垢床と扉、壁はベージュ色の塗り壁で統一しました。そこに各部屋の照明により、変化をつけています。

 

(2010年10月完成)

 

 

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