白壁とパイン材に包まれた家

様々なハウスメーカーをご検討された中で出会ったFさん。二度目の打ち合わせ(奥様とは最初)の際、奥様から言葉では表現できない、「好きな空間」を伺いました。

 

その中で共通の「パーツ」は何か?何をもって「かわいい」「かわいくない」を感じられておられるかを紐解くのに、頭を悩ませました。

 

結果、窓周りなど角が出る部分にアールがついていることではないかと思い、次回打ち合わせで簡単な模型を提示したところ、とても喜んで頂き、内心ほっとしたことを覚えています。ご家族の数だけ、好みもあり、希望もある。注文住宅の醍醐味を、改めて感じさせていただいた住まいづくりでした。

 

ご主人のお仕事が、「空をフィールド」にされている業種から、建て方の際の上空からみた写真を頂きました。(真ん中に写っている木の家)

普段見られない映像ですが、ここに写っている家々は、時は違えどもこのように「ハレ」の日を迎えたのだと考えると、感慨深いものを感じました。

 

外観は瓦形状の赤いアルメットルーフィング、壁はカルクウォール(スイス漆喰)により牧歌的な雰囲気を醸し出しています。仙台市太白区長町の家です。

 

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窓まわりをニッチのように壁を巻き込み、角は丸く納める。奥様の好みを伺い、実現したポイントです。

 

パインのオイル仕上げ床と健康塗り壁による内観、ペンダント照明はFさんのセレクト。写真右側のアーチの部屋は家事室となっています。

 

玄関横や階段上がり切った所にある小さなニッチ。壁厚を利用しました。このニッチのサイズもこの場所で決定しました。

 

  

ザ・ペニーワイズのパイン家具をお持ちだったことから、一階建具はペニーワイズに作っていただきました。お持ちの家具と同じような色合いの扉です。

 

 

シャルドネのキッチンとサニタリー、こちらもパインの框戸による。

 

二階洋室にあるロフト

 

Fさんにご用意いただいたステンドグラスを、玄関ホールとトイレとの境の壁に組み込みました。

 

  

ペンダント、ブラケット照明や小物はFさんのセレクトによる。黒のアイアンが差し色となり、白い壁にマッチしています。

 

階段ホールの様子。この窓と収納室の窓がシンメトリーとなり、正面二階の四窓となる。

 

二階トイレの様子。シンプルな手洗いですが、ボウルと紙巻き器の花のデザインを統一し、ポイントとなっています。

 

玄関ホールにある色ガラスの照明、不思議な模様が天井に現れます。

 

エントランスの夕景。チークの木製ドアと赤いポストが、白い漆喰壁に変化をもたらせています。

 

(2011年3月完成)