会津盆地のやや西に、会津坂下という街があります。駅の周辺には高校が集まっていることもあり、年季の入ったディーゼルからは、日中とはいうものの多くの学生を運んできました。車掌は会津若松行の発車を受けて、切符の回収を行っています。この車両はもともと小牛田周辺で使用していたもの。ここ奥会津の地で終焉を迎えそうです。
数分遅れでしたが、この先の会津川口まで、古参のエンジン音を轟かせながら小さな旅です。多分この駅で半分以上は降車したので、足元は軽くなったことでしょう。いくつもの峠を越えて、山中の終着駅を目指していきました。
2018年1月10日