床に敷いてあった養生を剥がし、ハウスクリーニングも終わりました。これからはエアコン取付や、電気、水道のチェック、各補修や手直し、棚付けなどを行い、引き渡しとなります。ここ数ヶ月見慣れた風景も、綺麗に磨かれた窓越しに見ると、あらためて “建築は景色を切り取る作業である” と実感します。
風景や光が差し込む窓があり、それを引き立てるための壁がある。そのバランスの重要性と難しさは、人それぞれの感覚的なものですので、恒久的なテーマです。
このように仙台市内を見てみると、ビル群の隙間に多くの緑が見られます。杜の都の由来は、伊達藩から残された屋敷林なのですが、現代は公共の緑が増え、逆に個人宅の緑が減っている時代です。
「仙台の街が見える家」はこれから外構植栽工事が始まり、この風景につながる緑化を予定しています。家が完成し、周辺環境になじむための接着剤(作業)が、外構植栽工事です。
2018年6月7日