仙台市青葉区新川のY-Studioづくり、本日はエイシン冷熱さんによる床暖房の設置の日です。メインホールのスペースには床暖房が入りますが、この銀色のマットが床暖房の本体です。アルミ箔の下に少し血管のように浮き出ているところにお湯が回ります。
床暖房は床そのものが暖房機能を持っているものと、このように暖房パネルを敷き、その上に床暖房対応の床材を貼る方法があります。
施工中に心配なのは仕上げの床を釘留めする際、誤ってこの配管に穴をあけてしまうこと。このパネルも視覚的に工夫がされていて、緑のラインはビスや釘を打っていい場所になっています。その緑のライン上に配管がきている場所が赤くなっています。
現在の留め方は機械打ちするため、手打ちよりも確実に、そしてスピーディに施工できる反面、打ち誤りも可能性があるため、パネルにも工夫が施されています。
この穴は床下からきた配管を立ち上げ、結束する場所。それぞれの系統毎に配管を立ち上げ、床下より外部のボイラーへつながります。
そしてこの先の工事中、万が一配管に傷ができた際に気付くように、配管には空気圧をかけます。もし漏れた場合、どこかの系統で穴があいている、と気づくためです。
床暖房が終わるといつでも仕上げの床貼りができます。さていよいよ造作工事も後半に入っていきます。
20200524