[Y-Studio] 外壁材はサボテンの国からやってくる。

仙台市青葉区新川のY-Studioづくり、このあたりにもまもなくホタルが飛び交います。雨雲も近い分だけ、気温もそれ程高くなく、作業日和です。

 

 

只今の作業は外壁貼り。今回は外部は漆喰塗りのため、下地ボードを貼っています。これはデラクリートというセメントボード。そしてボードの印字でも見て取れるように、これはメキシコからはるばるやってきます。このボードを使うたびに、同じものが近隣国でつくれないのか、と思ってしまいますが、特許の事情などがあるのでしょう。このボードの主となる市場がアメリカ合衆国ということがあるのでしょうか。人件費などを考えメキシコ生産になっているのかと思いますが、はるばる船旅をして、サボテンのないここまでやってきたのです。

 

 

このボードはモルタルのような素材で出来ていて、両面にはファイバーメッシュが入っています。大きなクラックが入りにくい工夫が施されています。これをちどりに貼り、さらに下塗りの際、ファイバーメッシュを全面に入れて、より強度を出します。

 

 

窓や電線などを切り欠き、一枚々々専用ビスで留めていきます。セメントが基材ですので、一枚でもなかなかの重量です。

 

 

貼り終わるとこのように全体がグレーになります。まるでコンクリートの建物のようです。

 

20200622

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