油絵が時をつなぐ家、現地では基礎工事が終わり、次の工程へと進んでいます。2月の中旬には、いよいよ家の形へとなる工程(建て方)となりますが、こちらの図面は、構造材が描かれた図面で、ただ今最終チェックをしています。
平面図などを参考に、プレカット業者さんにより詳細な構造図を描き、そのデータが加工機へと入力されます。こちらは床レベルの図面、これ以外にも数枚あり、まるで家を水平にスライスしたような図面が並んでいます。場所により高さをあえて変えている材料もあり、「意図して高さを変えた材料は、その通りに材料を造ってもらう」必要があります。
現在の住宅においては主流となったプレカット工法ですが、依頼する会社により、どのように構造をかけるか、癖のようなものがあります。
特に重要なポイントは、現地でとにかく「組みやすい」ように材料が配置されること。組み方が複雑になると、その都度図面を確認する時間のロスが発生します。職人さんが建て方中、図面を見ないで組めることが理想です。
いよいよゴーサインを出すと、工場では一棟あたり約6時間ほどで、全てのカットと梱包が終了します。建て方は例えるなら祭りのようなもの。その瞬間のために、下準備がとても重要なポイントです。
20210207