Hさんのリフォームの一つ、トイレの中に収納棚をつくることに。色は印象的な水色。日本名で「あいじろ(藍白」という綺麗な名前がつけられた色です。
扉付きの棚を一から作ってもよいのですが、今回はアイデアでアレンジしてみました。このガラスの入った扉材は、もともとは室内壁の中に開口を設けるためのもの。枠も含め、壁下地に留めて使いますが、チェッカーガラスの入った格子窓と金物を活用し、枠と棚を作り、組み合わせることに。
チェッカーガラスはこのように光が当たると、波打ったようにきれいに見えます。またガラス自体は透明ですが、凹凸があることで、少しくもりがかったように見えるのが特徴です。
既存の枠を利用し、はみ出すことを気にすることなく、扉だけを塗り、奥行や背板のある棚材も同じ色に塗り、乾いたところで、扉を取り付けます。枠外寸法は全く同じ。背板があることで、チェッカーガラスを通した藍白が綺麗に見えるはずです。
完成の様子。トイレは少し可愛く仕上がった上に、さらにポイントとなる収納棚が加わりました。たった一つの棚でも雰囲気が変わる。チェッカーガラス、藍白、格子窓、それぞれが組み合わさったマジックの一品です。
20210213