大家族に乾杯!の家、いよいよクレーン車による上棟がはじまります。前の道路は小学校への通学路。子どもたちも見ています。
少しでも進められるようにと、大工さんは2人でここまで手で組みました。この先は重い材料となりますので、クレーン車で材料を組みます。
クレーン車からの目線のサービスショット。見えない部分も多く、無線を使いながら材料を運びます。吊れる最大重さは距離に反比例。これらはコンピュータで管理されていて、過積載が出来ないようになっています。
2階の床レベル。構造が組みあがると、金物をしめ、傾きをチェック。斜めに仮筋交いをとりつけ、垂直を固定します。
大工さんが使用しているアルミの長い棒は、屋直しという道具。くるくると回し張ることで、建て付け(垂直)を調整できる「魔法の棒」です。
平均台のような巾の構造材ですが、大工さんはすいすいと歩きます。
2階床合板が貼られると、また大きな作業場が出来ます。ここに2階から上の材料を上げていきます。
2階の床合板が貼られると日陰ができます。建て方は、まるで街中に生まれた人工の杜のようです。
いよいよ家の形になってきました。木造の家は木の表情が綺麗です。
ここはロフトになる部分。ロフト床も構造材でしっかりと組んでいます。高さの変わる床は、構造材も多くなり、組むのにも時間がかかります。
これは仕上げに使う床材です。この床材を2階に上げるのも、想った以上に手間がかかりますので、今回はクレーンで上げました。
2階の小屋レベル(天井の上)の構造材が組みあがりました。空がますます近くなりました。青空の下の上棟はアリガタヤ。仕事あっての豊かな景色です。
最後に上にあがる小屋束という柱です。2階小屋レベルから上に立つ柱です。組むと見えなくなる「ほぞ」兄弟です。
2日間にわたる上棟もヤマを越えました。ここからは大工さんの手により屋根下地が組まれていきます。
20210618