そら景色が広がる家、いよいよ内部仕上げ塗りが始まります。素材はダイアトーマスという調質性のある塗り壁材。これは本体、こちらにカラーボトルを入れかくはんし、空気を混ぜていきます。今回はオール白壁ですが、白でもカラーボトルを入れて調合します。小田塗装さんによる作業の様子です。
塗り壁作業といっても、その前に行う作業は沢山あります。とりわけ下地の出来不出来が塗り壁仕上げに影響しますので、特に念入りに行います。大まかな工程としては、下地パテ→仕上げパテ→紙やすりかけ(ここでパテの不陸やみみの部分を削ります)→バインダー塗り(透け防止)→そしてようやく仕上げ塗り、となります。
職人さんはこの作業を、一連の流れとして淡々と進めていきます。
こちらがかくはんされたダイアトーマス塗り壁材、ちょうどホイップより若干固いくらいの粘度です。
塗り壁の模様は、コテ一つで変わります。内装で使うのはプラスチックの薄いコテ。動かし方もあまり細かくならない程度に、それでいて大きすぎず、といった感覚的な希望だけを伝え、後は職人さんに任せます。今週末塗り壁完成に向かって、部屋ごとに仕上げていきます。
20210826