そら景色が広がる家

 

仙台市太白区八木山にて「そら景色が広がる家」。八木山は仙台市内でも住宅地が広がる丘陵地ですが、土地によって見える向きに変化があります。遠く海が見える場所があったり、緑豊かな丘が見えたり、高低差のある場所は、ほんのわずか場所が変わるだけで見える景色が変わります。お隣同士でも違います。

 

今回家づくりを行った場所は、手前の緑から奥の緑に至るまで、立体的に見えるだけではなく、緑色の変化も楽しめる場所。手前が深く、奥が淡い緑色。少し高台になっている土地にどうプランするか。使い勝手ともに、この緑と青の景色を、いかに家に取り入れるか。そんなことを考え、平面図を描きました。2021年9月完成です。

当社では施工ごとに、オーナーさまの声と、施工紹介、および完成までの過程の3つの情報を整理しております。

ぜひゆっくりと完成までの経緯をご覧ください。

2階南側リビングにある大きな窓。室内から見ると、まるで一枚の額縁のような景色が広がります。外観は白を基調。スイス漆喰カルクファサードで仕上げています。1階の玄関アプローチまでに一枚の木製窓があり、ここと玄関ドアのみチーク色になっています。

 

 

アプローチの手すりはアイアン、オーダー寸法による手作りです。シンプルなデザインで、それでいてピシっとしまるアイテムになりました。

 

 

玄関を入ると右手にシューズクローク。正面には2階につながる階段があります。床材はカバの自然塗装仕上げ。階段はゴム材で出来ています。壁と天井は調質性のあるダイアトーマス塗り壁。

 

 

シューズクロークにあるコートかけ。エコシラ合板を加工し作りました。

 

 

外観でご紹介した、木製窓の部屋は書斎になっています。造り付けのカウンターテーブル、背面には大きな本棚があります。将来における在宅ワークを見越して、家の中のネットワーク環境を考え、この部屋に光通信の最初の引き込み場所、そしてここから2階へ有線LANがつながっています。

 

無線LANによるネットワークも随分安定するようになりましたが、今後ますますデータ通信が多くなるはずです。有線LANの安定性はまだまだ期待できそうです。

 

 

1階にある洗面カウンター。天板はアイカ製人造大理石のボウル、キャビネットは造作でつくりました。立ち上がりタイルは1㎝角のクリスタルガラスのタイル。鏡は既製品の3面鏡ですが、奥を少しふかし、上下に照明を組み入れました。

 

右には脱衣室兼洗濯ルーム、そして浴室へとつながります。

 

 

2階に上がると、最初に手洗い。家の中心にこの空間があります。ボウルは信楽焼。焼物があるだけで、不思議と柔らかさが加わります。

 

 

キッチンはダイニングに面してL型に配置しています。収納キャビネットの天板はグレーのタイル、キッチン天板はステンレスです。手前の下がりを小さくし、シンプルに見えるように。扉の面材はエコシラ合板。91㎝×182㎝の板、合計6枚を使用していますが、なるべく表面の柄がつながるようにレイアウトしました。

 

 

2階洋室にある「うんてい」。将来2つの部屋に区切れるように、扉も2枚、うんていも途中でカットしてあります。こちらは天井に取り付けているのではなく、その上の構造材に吊り木を固定し、それにうんていの梯子を取り付けています。大人がぶら下がっても十分耐えうる強度があります。

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