只今岩沼で進めている茶室づくりの様子。作業風景の一部をご紹介。
こちらは床柱(タテ)と床框(ヨコ)がぶつかる部分。両方ともスギの磨き丸太ということで、〇と〇、小さなのみを使い、丁寧に掘り込みし納まりました。
こちらは床(とこ)の中の廻り縁を取り付けている様子。角材ということで、角は隙間なくピタッとつける必要があります。
こちらはサンプルですが、カット面はこのようになっています。目に入る表面がピタッとつくための工夫です。
裏からビスで留めると、しっかりと隙間なく固定されます。この留め方は、「名古屋留め」とか「関西留め」とか呼ばれるそうです。所説あり、なぜそう呼ばれているのか不明なのですが、一説には、そちら方面からやってきた大工さんが最初に広めたのではないか、ということがありそうです。
和室には、大工さんの腕の見せ所が随所にあります。残念ながら、このような仕事を見せて頂く機会も少なくなっていますが、ベテラン大工さんの仕事ぶりに楽しませて頂きました。
20221208 仙台発イチゴイチエのいえづくり