[里山にある心柱のある家] 里山の風景から

仙台市西部地区、周りには里山の風景が広がる芋沢の地に、新たな家づくりが始まります。季節は夏の終わり、ちょうどサルスベリの花が咲いていました。

 

今年は全国的にも暑く長い夏でした。仙台においても例外なく、梅雨に入ってから高温の日が続いていました。さすがにこの暑さでは草木も元気がありませんでしたが、その中でも、木々はしっかりと季節を伝えてくれます。

 

 

敷地から北を見ると、権現森という小高い山が広がります。ここはもともとは市街地の学校をサポートするために確保された地、当時の木造校舎の部材も活用されたのでしょうか。暖房としての薪としても重要な生産地だった名残で、いまでも学校地が残されています。そのため、地の利から考えると当然宅地開発が行われても不思議ではありませんでしたが、保存緑地として未開発のまま残されたことで、現在でもこのような緑に覆われた山になっています。

 

 

2023年9月のはじめ、整地が行われた地で地鎮祭を執り行いました。この日を境に、少し秋風の吹くようになりました。

 

 

9月中旬より基礎工事スタート。希工業さんの作業です。ちょうはりという「木のおり」のようなもので囲い、正確な位置だしと高さを設定します。このちょうはりが間違っていると、家の位置や高さが変わるため、とても重要な定規の役目になります。

ちょうはりを基準に、彫り込む深さを設定し、ショベルカーで掘削、その後砕石を敷いていきます。

 

砕石は整地の意味と、上からの荷重を分散させる役目があります。砕石を敷き詰め、転圧をかけて、石の舞台をつくります。

 

20231018

 

 

MENU