[里山にある心柱のある家] 今日は上棟(その2)

仙台市青葉区芋沢での「里山にある心柱のある家」

2023年10月25日 ちょうどお昼に雷と雨、クレーン車もアームを下ろし、雷を避けました。

午後からは2階部分の構造組み。徐々に足場が悪くなります。

 

 

梁や桁の材料(横材)は、ガチャというはさみ材で木材をはさみ、必要な場所に吊ります。はさんだままワイヤーのテンションを緩め、大工さんが「かけや」という大きなハンマーで叩きながら組み、途中まで入ったところで、ガチャを外し、大工さんが追加、「かけや」で叩き組みあがります。この連携プレーの連続。

2階になると下からは見えない場所があるため、無線で連携を取りながらの気を使う作業の連続です。

 

 

勾配天井になる部分は、一般的な小屋組みの組み方ではなく、登り梁という斜めにかかる材料が入ります。この材を組むのには少しコツが必要で、必ず、下から組み、半分はまった位置で上をかける、という順序になります。

 

 

1階も2階も同じ作業になりますが、木材が組みあがった段階で、屋直し、という器具を使い、建付けをチェックします。アルミの棒を回しながら、つっぱりをかけ、傾きを調整します。

 

 

室内から屋根方向を見たところ。今までこの場所になかった、空に結界ができた瞬間です。これからは家の中になります。

 

 

垂木(たるき)という竜骨のような屋根下地を組むところ。日の入りも随分と早くなりました。午後は晴れてくれて何よりでした。

 

 

今回は南側の屋根が大きいことから、垂木も2ヶ所でつないで組み立てます。

 

 

今日は構造材を組むまで。明日や屋根に合板を貼り、いよいよ屋根の形が見えてきます。家づくりの中で最もハレの日、無事終えることが出来ました。

 

20231101

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