[里山にある心柱のある家] 家を「制震する」という考え方

仙台市青葉区芋沢での「里山にある心柱のある家」

今回は初採用の一品が取り付けられました。車のサスペンションのように見えるものは「制震ダンパー」

外周部は構造用合板、内部は筋交いによって、地震の揺れを「ふんばり」により抑える構造ではありますが、何度となく揺れることで、その力は当初の計画とは弱くなる可能性もあります。

それを補ってくれるものが、制震、という考え方で、「揺れない家」を目指すのではなく、揺れても「壊れるまで揺れない」家を目指すためのアイテムです。

 

取り付ける場所は1階と2階の間、特に2階の揺れの軽減に効果があります。里山にある心柱のある家、では、東西方向6本、南北方向6本、合計12本を取り付けました。

 

 

試しに動かしてみたいところですが、1本当たり190kgの力が働かないと動かない程、固いオイルダンパーです。

 

計算上では、2階の揺れはおおよそ震度が1つ下がるくらいの効果があるとのこと。仕上がってしまうと見えなくなる部分ですが、「縁の下の力持ち」として永く効果を発揮してくれそうです。

 

20231106

 

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