仙台市青葉区芋沢での「里山にある心柱のある家」
室内はダイアトーマスという調湿性のある塗り壁で仕上げますが、その前段階で下地作りがあります。石膏ボードを留めているビス跡や、壁のジョイント部分を下地のパテと仕上げのパテで仕上げます。
下地用のパテは粒子が荒く「やせ」が少ないのが特徴、その上に仕上げパテを塗ります。
仕上げパテは粒子が細かく、石膏ボードとパテのつなぎが目立たなくなります。
パテの作業が終わると、ここからは粉まみれになる作業。サンダーという機械でパテの「耳」をサンダーかけします。
細かい作業ですが、塗り壁は水分が乾燥すると、パテのちょとした段差が気になることがあるので、この削る作業を行い、仕上った段階で、極力パテ部分が目立たなくなるように、ひと手間加えます。
不織布を着て、マスクをして、完全防備。手でパテの段差を確認しながら、仕上げていきます。
塗り壁前の最後の工程、仕上げ材と同じ色(今回は白)の塗料をローラーで塗ります。黄色い石膏ボードの表面も白くなりました。
この塗装を行うと、コテも滑るようになりますし、乾燥した際の、壁の透け防止にもなります。
室内の壁と天井の塗装が終わると、いよいよ塗り壁作業です。
20240103