仙台市青葉区芋沢での「里山にある心柱のある家」
家の周りに泥はね防止として砕石を敷き、玄関のアプローチには土間を造りました。こちらは普通のコンクリートに、少し一工夫。石敷きのような風合いで仕上げています。
最初にコンクリートを流し、半乾きの状態で、噴霧器で硬化遅延材を吹きます。全体は固まっても、表面が固まらない「ちょっと不思議な」状態となります。
噴霧した状態を均等に整えるために、まずはビニール敷き。例えるなら「コンクリートのパック」
その上から、重りの役目として、砂を均等に敷き、この状態で1日寝かせます。その後全て取り、しっかりと水洗いを行うと、表面のコンクリート面が現れ、砂や石などの骨材が浮き出た仕上げになります。
正面のデッキにはブランコも取り付けし、昨年の9月からはじめた「里山にある心柱のある家」もいよいよ完成となりました。後はオーナーさんを迎え入れるのみです。
家づくりの終焉は、同時に、新しい家歴の始まりです。
20240308