仙台市太白区茂庭台にて、築40年平屋のリノベーション
大工さんによる下地が終わり、断熱工事の前に、重要な作業があります。
一つは電気工事、特に断熱がからむ外回りを中心に配線していきます。
電気は外部取り出しからブレーカーへ、ブレーカーから各部屋へ、と一本一本、ルートをチェックしながら結線。もし通電エラーが起きた場合も、極力対処できるように、点検できる場所で結線していきます。
電線は使う用途によって、2本だったり3本だったり、また太さが違ったりと、複数の線を使い分けます。そしてこのようなリール使いをします。リール状態ですと、メーカーは必ず通電チェックした上で出荷しているので、もしエラーが起きた場合、施工ミスの原因を追うことができます。
断熱工事に邪魔にならないように、部分的に束ねています。次の工程を意識しながらの作業が重要です。
もう一つの作業がガス工事。こちらも今回は天井裏がメインルート。外部から天井裏、そしてキッチンへと敷設します。
途中一本を分岐して、衣類乾燥機へとガス管を流します。この分岐点は将来点検ができるように、天井点検口の上に設置しています。
電気とガス(上下水含め)、似たような作業ですが、どちらも生きていくための生命維持装置。ガス漏れ、漏電、漏水がないように、しっかりとつないでいきます。
20240628