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[絵になる家/絵のある家] 秋保石の表情

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こちらは秋保石という天然の凝灰岩をカットした石です。

秋保、と書いて、あきう、と呼びます。仙台近郊の温泉で有名な地は、もともと建材やかまどのために、秋保石を採取する採石場があったようですが、現在総業しているのは、わずか2社のみ。

採取する石が枯渇したわけではなく、生活スタイルの変化で、石を使わなくなったのが産業縮小の主な理由のようです。

凝灰岩で有名なのは、栃木県の宇都宮近郊にある、大谷石。大谷石は少し青白がかった色味ですが、秋保石は、もう少し茶色い雰囲気であるのと、木材が炭化した黒い破片が所々にみられます。

もともとは大昔の噴火による火山灰が圧縮された素材ですので、石といっても加工性があり、それでいて耐熱性もありますので、薪ストーブ周辺の耐熱壁に利用するには適材です。

床と壁に貼った様子。床は3㎝厚、壁は2㎝厚の秋保石を使っています。自然の表情が家の中にあるのも良いものです。木の床や塗り壁との相性もマッチします。
最終的に薪ストーブが置かれた状態が、完成の姿になります。

この後は塗り壁の下地づくり、秋保石はまもなく養生され、住まい全体の完成までしばらくベールに包まれます。



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