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[絵になる家/絵のある家] 外部の漆喰仕上げ

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外部気温が安定してきた日を狙って、いよいよ外部の仕上げ、漆喰(しっくい)塗りを行います。こちらはカルクファサードというスイス漆喰。今回は漆喰らしい白色になります。

最初に行うのが下地づくり。下の水切りや角部分に役物を入れ、角の部分が綺麗にしあがるような部材を取り付けます。

この後、セメントボードのジョイントに目地テープを貼り、下塗り。現状のボードよりも濃いセメント色になります。
しっかり乾かせた後、仕上げ塗りへと進みます。

漆喰の袋を開け、水を注ぎながらミックスします。袋の中には白セメントも入っているため、永らく置いておくことができません。ミックスすると直ぐ足場に運び、コテ塗りします。一缶15kgくらいでしょうか。運ぶだけでも、なかなかの労働です。

最初にプラスチックコテで粗く塗り、その後、金コテでおおよそ均していきます。ここでピタッとコテを当てないことがポイント。粗く塗ることで、ヨーロッパの田舎で見られる、ちょっと昔の漆喰壁のように仕上がります。このあたりの仕上げは、殆ど職人さんとの会話の中で、出来栄えを決めます。

その後、もう一人の職人さんが、金ゴテを使い、ヘッドカットとして、浮き出ている部分をコテで丁寧に均します。

仕上がると、粗い部分とフラットな部分がバランスよく混ざって仕上がります。職人さんが丁寧に仕上げた壁は、サイディングにはない雰囲気を醸し出します。

漆喰は天気により真っ白やグレーに見える不思議な素材。屋根の赤瓦との取り合いが見える足場解体は、まもなくです。


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