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仙台発イチゴイチエのいえづくり

“2つの関係”  人の目と寸法の関係

「目見当」という言葉があります。おおよその寸法や量を目で確認しとらえる、ということですが、家づくりにおいて、少し意識しておくポイントがあります。 人の目の位置と高さのことです。

人の目の位置は横に2つ付いています。この位置は、身長から約10~12cm下がった場所にあります。例えば身長が165cmの人ですと、おおよそ155cmあたりが目の位置になります。

この位置を中心として、正面や左右、上下、すべて均等に見えているわけではなく、基本的には横方向は、おおよその寸法の認識がしやすいのですが、縦方向は認識がしにくい(=適当)のが一般的です。

というのも、目は横についているので、左右はおおよそ捉えやすいのですが、上下は目の高さから上が極端に捉えにくく、下は見える範囲は腰のあたりまで。この違いは、頭が首の中心に乗っていないため、目線が少し下を向くための影響だと思います。

家の中では、あまり遠くを見ることがないため、廊下など生活のバイパスとなる空間に、この目の高さから腰の高さまでに何を配置するかがポイントになります。

インテリアでは、ポスターや絵画、花など、この「見える範囲」を意識してディスプレイされてはいかがでしょうか。

2025.12.5

#デザインディテール

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