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仙台発イチゴイチエのいえづくり
“2つの関係” 光源と反射の関係


vol.8
例えば夜の空を見上げて、月が明るく見えるとしましょう。なぜ闇夜で明るく見えているのか、この理由が照明器具にも反映します。明るさを出す部分が光源と呼ばれ、月を明るくしているのは太陽です。その明かりを反射するものが月、反射された光を地球上の私たちは夜空を見上げ、月が明るい、と認識しています。
これを照明器具に当てはめると、光源がランプやLEDの発光部、反射が照明器具のシェードにあたる部分。
光源を直接見ると(=まるで太陽を見るのと同じ)、とてもまぶしく感じますが、反射されると、光が拡散され、明るさが生み出されます。
この考え方を基に、様々な照明器具が発表されてきました。光源がろうそくから電球へ、蛍光灯へ変わる度に、大きさやその特徴を踏まえた器具が、室内外を明るくしてきましたが、2013年前後から急激に普及したLEDによって、照明器具はまた大きく変化しました。
その特徴は長寿命などいくつか上げらえますが、照明器具の変化の要素としは、光源を小さくし、分散できることと、他の光源と比較し、熱を持ちにくいことだと思います。
特に手が届きにくい間接照明などはLEDの得意とする分野。こちらはまた追ってご紹介します。
2025.12.17
#デザインディテール
