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仙台発イチゴイチエのいえづくり
“2つの関係” 間接照明と壁の関係


vol.9
今回はvol.8「光源と反射」の続きです。昨今LED照明が急激に普及したことによる、住まいの恩恵は、間接照明だと思います。LEDは他の光源よりも熱を持ちにくいので、例えば壁ぎりぎりに取り付けても危険性がなく、安心して使えます。また、蛍光灯や白熱灯のように、定期的にランプを交換することがないので、手が届きにくい場所にも照明を提案することができます。
間接照明とは、直接、照明器具が見えにくく、壁などに光を反射させ、空間を明るくする方法。直接光が届く照明よりも、光が柔らかく、ストレスがありません。
写真のサニタリーでは、鏡の後ろに取り付けた照明が上方を、洗面キャビネットの奥に取り付けた照明が足元を照らしています。壁、天井、床に反射させ、室内全体を明るくしています。
間接照明はスイッチ回路にも工夫が必要です。単独回路にすると、やがて使わなくなってしまいます。ダウンライトなど部屋全体を照らす照明の回路と一緒に点灯することで、普段からストレスフリーな明かりの恩恵を受けることが重要だと思います。
2025.12.18
#デザインディテール
