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“2つの関係” 外窓とウインドウディスプレイの関係


vol.20
省エネルギーの家をつくるためには、断熱性能のよい家にすることが必要です。家の断熱性能、というと、つい壁の断熱のことをイメージしがちですが、家全体をくるむ、ということなので、床(下)、壁、天井の断熱が相当します。その中でも最も熱の影響を受けるのが外窓。極端にいうと、窓のない家をつくれば、断熱性能の数値はあがります。物理的に、断熱材が入っている壁と同じ性能を、窓では確保できません。
窓は、アルミが使われるようになってから、さらに樹脂、あるいは樹脂とアルミの複合、など、フレームの進化。そして、一枚のガラスから二枚(複合)そして三枚など、素材としても、組み合わせとしても進化してきました。
窓の進化、そして室内換気により湿気をためない工夫、暖房の変化、により、窓まわりの結露は、アルミだけの頃より格段と少なくなりました。
このように窓が進化すると、次はカーテンなどの選び方が変わってきます。寒いから厚手のカーテン、という選び方から、目線を遮る、室内からみておしゃれに、あえて薄手の柄物をチョイス、など、寒さ対策だけではない選び方ができるようになりました。
上の写真は、木製ブラインドですが、素材は竹、木製よりも薄く、軽く、アルミのような軽快な動きをします。日よけと目線の遮断を考え、セレクトされた事例です。
また、階段ホールにおいて、もともと近隣が近く、曇りガラスを使った場合は、カーテンやロールスクリーンなどもつけないケースがあります。その場合は、窓枠そのものをニッチのように考え、ディスプレイする場として活用できます。
いつも窓の結露をふいていた頃には考えられない使い方が、性能のよい窓ですと可能にしてくれます。
カーテンやロールスクリーンなどの窓を覆う方法、あるいは飾るスタイルを含め、全般的に「ウインドウディスプレイ」という呼び方があります。もともとはショップなどの窓を活用するための言葉でしたが、住まいの中でもますます身近になっていくスタイルだと思います。

2026.01.26
#デザインディテール
