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“2つの関係” 「畳」と「帖」の関係


vol.24
部屋の大きさを表す単位として、〇〇畳や〇〇帖 と表現します。同じ「じょう」と呼びますが、前者は畳のある部屋、後者はフローリングなど洋間の大きさを表す場合が多いです。
畳も京間、江戸間、などたくさんのサイズがあります。帖もメーターモジュールからマンションサイズなど、一概に同じサイズを比較するのは難しいのが現状。
日本には古くから寸法は尺(しゃく)が使われており、6尺(=1間)である約1.82m×1.82mの大きさの約3.3㎡が、一坪 とされています。
これで全て表現されると、大きさのモジュールが確定するのですが、やはり室内にいて、畳が何枚ひかれているか、という、〇〇畳の部屋、というのが分かりやすかったから、一般的に使われるようになったのでしょう。
さらに大きな要素として、畳一枚に布団がひけること。つまり6畳間には、最大6人が寝られる、とイメージしやすいことも重要でした。
地域差はあれ、畳1枚から家の大きさがイメージできた住まいから、洋間になったことで、そこで暮らす人と家や部屋の大きさが切り離されてしまったことは、大きな出来事でした。
4.5帖の部屋は小さく、8帖は欲しい、とか、リビングは最低10帖は欲しい、など、暮らし方を基本として、サイズが決められていない言葉が多いこの世の中、つかみどころのないサイズに、私たちの暮らしが振り回されているのも事実です。
最近のコスト高も影響してか、狭いおこもり空間が注目されてきています。本来は手の届く距離が最も落ち着くのが人の暮らし。敵に襲われることなく固まって暮らしていた大昔のヒトのDNAが、どこかに残っているのでしょうか。
自分にとって心地よいサイズを考えて、家のことをイメージすると、おのずと我が家のベストサイズが見えてきます。
2026.02.23
#デザインディテール
