blog
ブログ
家づくりblog isossa talossa
[isossa talossaの家] 制震ダンパーの取り付け

isossa talossa の家づくり (イソッサタロッサ=大きな家で)
地震対策の一つとして、断熱施工をする前に行う重要な作業の一つが、1階上の柱と梁に、制震ダンパーの取り付けがあります。
このダンパーは、本来の目的は、最初の強度を少しでも長く、将来にわたり維持することです。
家自体の耐震性は、主に外部の構造用合板や内部の筋交い、そして柱や梁に取り付ける専用の金物により確保されていますが、震度5などの大きな地震でなくとも、何度も揺れを受けることで、ボディーブローのように、影響が無いとは言い切れません。
釘やビスなどが破断しないように、合板も欠けないように、それらの限界値を超えないようにサポートするのが、この制震ダンパーです。
屋根の上は平らの部分が一つもない(当たり前ですが)、足腰に影響する作業。そのため、屋根業者さんは特別に滑りにくい靴や、足首までの足袋を履いています。屋根下でも作業していることから、屋根の端材一つたりとも落とせない、気の張る作業です。

制震ダンパーは構造部分に取り付けるため、この先残念ながら見えなくなってしまします。本体は艶やかなブルー、これはバイクで有名なヤマハで作られています。サスペンションの手法から作られていることもあり、ヤマハブルーのボディーカラーになっています。

東西方向、南北方向、各同じ本数のダンパーを取り付けます。比較的小さな揺れでもサポートしれくれる制震ダンパー。見えないところで家を支えます。