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仙台発イチゴイチエのいえづくり
“2つの関係” 階段と廊下の関係


vol.12
住まいの構成を考えると、大きく3つの部屋に分かれます。
①住人が居る場所・・・・リビング、キッチンや、トイレ、浴室 など
②主にストック場所・・・食品庫、押し入れ、クローゼット など
③それらをつなぐ場所・・玄関、廊下、階段 など
当然③が少なるなればなるほど、①と②に面積が割けるのですが、この③をどのように配置するかで、家の暮らしやすさが左右する部分でもあります。
設計するにおいて、廊下と階段とは同じような用途としてとらえています。住人にとって皆が通るバイパス、廊下に荷物があると家が狭く感じるのが、この理由だからです。逆に考えると、各部屋に家財が溢れていても、廊下や階段がすっきりしていると、快適ですし、面積以上に広く感じられます。
加えて、階段は上下に移動することで、危険性も兼ね備えています。必然的に手すりや壁に手を添えたりしますので、目線も上下する場所です。階段に絵やニッチを活用して演出するのはとても効果があります。
廊下も、目線の先に緑や絵があると、視覚として普段から無意識に見えていることで、安らぎが与えられますので、効果的な壁の活用はとても重要です。
必要となる部屋をつなげる③の空間を、ちょっと意識して活用してみませんか。家中が豊かに感じられると思います。
2025.12.26
#デザインディテール
