housing
家づくり
経年変化を楽しむ家
日々のくらしで自然素材の温もりを感じられるように
室内において、生活とともに時の経過も感じられる素材を多く使用しています。特に直接手で触れるカウンターや窓枠、ドアや引き戸などの建具、床などは無垢の木材でつくられた建材を採用。木でできたものは、時間とともに経年変化が楽しめます。メンテナンスが難しいと感じられる方もおられますが、むしろ楽な場合が多いです。日々のくらしの中で木の温もりを感じ、定期的にお手入れしながら、家に愛着が増す日々を過ごしていただきたいと願っています。
そして木に包まれた空間の壁や天井の仕上げとして相性が良いのが塗り壁。多孔質であることから、木とともに室内の調湿に効果があります。加えて視覚的にもテカリがなく、艶消しの仕上がりとなり、目にも優しく、光もまんべんなく広がりやすい、均一性の感じられる室内となります。照明などとの相性もばっちりです。
家は手間をかけることで、さらに愛着が増します
外壁の塗り替えによるメンテナンスは15年前後がベストです。外壁の塗膜の劣化だけではなく、防水シールの劣化、雨どいの詰まり、外部換気フードの汚れ、雪などによる凍害のチェックと補修、屋根の雨仕舞の確認など、下からは見ることが困難な点検を行います。時間が経ったことで現れる、その家の特徴が確認できるタイミングでメンテナンスすることが、長く住み続けていけるポイントになります。
家は車と同じく、ボロボロになってから手入れをすると、一回にかかるメンテナンス費用が大きくなります。外壁のメンテナンスは内部と違って、視覚的に家全体を見ることができる効果があります。足場が外れて、ぱっと綺麗になった様子を見ると、「また15年、健康で頑張って過ごそう」と思える瞬間に出会えます。