仙台の街が見える家

緑の芝生の中に、黒い屋根と白い外壁のシンプルな平屋をイメージされていたSさん。そのような家が建つのにふさわしい土地を探されていました。また窓から眺める眺望にもこだわられていたこともあり、郊外の新興住宅団地よりも既存の街に住みたい、というご希望をもとに、土地選びから始まりました。この土地は自ら探されましたが、永年駐車場として利用されていて、タイミングよくご縁が巡ってきました。

 

敷地からは仙台市内を望むことができます。そして意外と仙台市内から見ることが出来ない広瀬川も、蛇行する様子が眼下に広がります。

 

ご近所も築40年以上経過する建物が多く、その中にスッとシンプルな平屋が景色として組み込まれた、そんな印象のある家づくりでした。

 

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エントランスの様子。外壁はカルクウォール(スイス漆喰)により仕上げ。シンプルデザインの木製玄関ドア。玄関脇にはシンボルツリーとなるオリーブの木があります。

 

 

ゆったりとしたエントランスの様子。30㎝×60㎝の大きなタイルにより玄関の向きを創出しています。

 

 

リビングダイニングの様子。屋根の角度を活かした勾配天井となっています。内装はダイアトーマス(健康塗り壁)による仕上げ。床材(オーク)を引き立たせるために他の部材には「木の色」が極力出ないようにしています。

 

 

Sさんが自らセレクトされたクレアーレによる造作キッチン

 

 

間接照明が組み込まれた造作サニタリー(ホルツ製)

 

 

床がタイル敷きとなっているユーティリティ。アルミ製アクリル引き戸により目隠しが出来る。

 

 

家の中心部にある収納の下には床下冷暖房のエアボレー(室内機)が目隠しルーバーの奥に設置されている。

 

 

冷暖房の空気が床下を通り、窓際などにあるガラリから上昇。この対流により室温を調整します。

 

 

玄関横にある細長い窓から見えるオリーブの木。外からの目隠しとしても有効

 

 

LDKのつながり。リビングの大きな窓から仙台市内を見ることができます。リビングの前には屋根のかかったデッキバルコニーが広がります。デッキと芝生とは実際には50㎝程の段差がありますが、室内から見ると、まるでデッキの先に、同じレベルで芝生がつながっているような錯覚を感じます。

 

この芝のある庭まで含め、見方によってはリビングの延長でもあり、デッキバルコニーが良いつなぎ役を果たしています。

 

キッチンの窓から少し目を向けると、庭にあるもう一本のシンボルツリー、ヤマボウシが望めます。

 

 

“仙台の街が見える家” 眼下には仙台市内らしい、ビル群と緑、川が融合する風景が見られます。一方、広瀬川から見ると、アップダウンの多い河岸段丘の先に、戦後以降開発が進められた、昔ながらの住宅地が広がっています。仙台市内の豊かな景観は、このような地形から生まれています。

 

(2018年7月完成)

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