北欧デザインを探して

フィンランドで見つけたアルテックの家具。それは元来、豊富にあるあるカバ材の特徴を生かし、スキーの曲げ木の技術を活かして生まれたデザインです。日本でもそのようなものがないものか、しばらく探していましたが、ある時、北海道で見つけることができました。

 

その名も「エコシラ合板」 製材にしづらいシラカバ材を合板の技術で付加価値を付けた製品です。シラカバの質感と強度、そして赤と白の木目を兼ね備えた合板が、札幌から車で2時間、芦別という町にありました。そこでは硬いカラー紙を挟んだデザインボードも製作しています。

 

北海道では、製材のために「山買い」します。合板に適したスギ・マツ材と違い、シラカバ材は癖があり、活用が難しく、なかなか製品化されない材でした。そこに目をつけ、国産のシラカバ合板が出来ました。写真のように手作業により薄板がつくられます。

 

一枚々々、糊をつけ「層」をつくっていきます。

 

歴史の感じられるプレス機。現役です。

 

時折、芯材のしわ伸ばしで蒸気が立ち込めます。合板が下地材ではなく、化粧材として丁寧に作られている様子がうかがえます。住文舎では、このエコシラ合板を活用し、山形の木工所で加工したオリジナルテーブルをつくってみました。

 

アルテックの椅子で囲んでみると、実にぴったり。フィンランドと北海道の森が出会った瞬間です。