[家づくりblog]うんていのある家 北欧色のうんてい

家づくりや家具づくりも大詰めとなってきた、泉区南光台の家。作業期間中、川平事務所に預かっていた「うんてい」もいよいよ仕上げる時期になりました。今年の仙台は例年よりも寒い日が多かったですが、今日は少し日差しが暖かく感じられる日でした。このタイミングに塗装をすることにしました。

 

軒先に取り付けられていた際は、うんていはウォールナット色でしたが、全体の仕上がってきた印象と、室内に取り込むことを考え、少し柔らかいグリーンに仕上げることに。具体的な色番号を決めるにあたって、川平事務所の玄関にある、椅子をヒントにしました。こちらは2013年に発表された、アルテック社のスツール60「パイミオカラー」 この椅子をデザインしたアルヴァアアルトが手掛けた、フィンランド・パイミオという地にある結核療養施設で使われた複数の色のうちの一つ。この椅子のグリーンをヒントに、Jカラーという水性塗料から「わさび」色をセレクトしました。

 

前の塗料が残る、削り切れなかった凹んだところに、まず色を入れ、その後全体を仕上げていきます。

 

完成した様子。今夜は雨のマークがありませんので、このまま明日まで、乾いた風にあてようと思います。

 

掴む横棒も一本々々塗装し、ガレージに吊るしました。長さが4m以上あるので、組み立ては現地で行うことにしました。

 

2018年2月23日

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