[家づくりblog]仙台の街が見える家 今日から木工事

昨日の雨で、大気中の花粉も少々落ち着いたようです。本日は晴天。今日から木工事のスタートです。大工さん(ASプランニング)の登場です。まずは土台という家の一番下に入る角材を組むところから。樹種はヒノキ。虫に強く、良い香りがします。プレカットでカットされた通りに組んでいきます。

 

土台と基礎の間には「土台気密レール」というものが入ります。シートと黒いレールが一体となった資材です。シートにより基礎の湿気を木材に伝えないため、黒いレールは気密が取れるスポンジ状のもの。レールを土台で挟み、ワッシャーで固定します。

 

ワッシャーをインパクトレンチという電動工具で留めています。

 

固定したところ。このワッシャーはスクリューワッシャーというもので、名の通り土台を掘りながらアンカーボルトを固定します。土台がやせてもワッシャーが緩まない構造になっています。

 

土台を直線的につなぐ場所には、このような「腰掛鎌継ぎ」(こしかけかまつぎ)という継ぎ手でつながれます。鎌部分が欠けないように、軽く「かけや」でたたきながら、はめていきます。向かって左が女木、右が男木、男木が女木に腰掛けたように加工されているので「腰掛・・・」という言葉が付いています。

 

土台が組み終わると、床を支える大引(おおびき)が組まれます。大引同士をつなぐ、大引つなぎが入った所で、床下地の構造組みが終わります。

 

大引を受けるプラ束です。多くの家がタタミで、床の精度が今ほど厳しくなかった時代は、この部分は木材でしたが、現在はこのようなプラスチックか金属を使います。土間に固定する前に、中心軸を回転させ、大引が水平になるように調整します。少しきゃしゃに見えるかもしれませんが、この一本で1,000kgの静荷重に耐えることができます。

 

床をふさぐ前に、もう一つ重要な作業。断熱材のスカート部分の敷き込みです。外周部からのヒートブリッジをブロックするために、このように断熱材をボンド固定します。基礎断熱はこの工夫により、床下も室内空間として活用できるのが特徴です。

 

今回基礎断熱を活かした冷暖房システムを採用します。空調業者さん(エイシン冷熱)によりチャンバーボックスを取り付けています。ダクトにより床下に冷気や暖気を送る、床下空間を活用した空調、エアボレーが入ります。

 

社長自ら施工に登場。バンドの締め方など熱く指導しています。

 

必要場所にダクトを配し、大引に固定します。

 

大引のレベルを確認し、床下ダクトが終了すると、いよいよ床合板を敷き込み、釘で固定します。今週はこの後雨模様。週末までシートをかけ養生です。いよいよ来週より建て方作業です。

 

2018年4月5日

 

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