住文舎川平オフィスに、新たな照明が仲間入り。北欧デンマークのルイスポールセンPH5。
ルイスポールセンを代表し、最もよく知られていて、最も世に出ている照明だと思いますが、であるからこそ、あえて手に入れなくとも、と思っていた照明でもあります。
しかしながら、オリジナルの白い照明以外にも、最近は様々なカラーバリエーションが生まれている中で、カタログではイメージ付きづらい色があり、ここは原点回帰、この機会に購入してみることにしました。
これはPH5のグレー・グラデーションというカラー。グレーを基調としながら、ピンクや紫が入っていて、シェードに絶妙な色が反射しています。
PH5は、デザイナーであるポール・ヘニングセンの頭文字からP.H 50センチのシェード径から5、が付けられていますが、この原型がデンマークのデザイン博物館で見ることが出来ます。
そこからは、彼は意匠デザイナーというよりは、工業デザイナーの側面を垣間見ることができます。シェードにランプからの光線が、どのように反射するか、を丹念に、実験を通して生み出した形跡が見られます。
特に北欧の長い冬の時間、長い時間点灯していて、まぶしさを感じず、ストレスのない照明がどのようなものか、を作り上げたことが、今でも愛されている理由でもあります。
住文舎川平オフィスにて、4つの照明を見ることが出来る角度から。表情のある照明は、点けていて飽きません。
2019年2月28日