[北欧のくらし] 内と外との関係

ちょうどこの時期(7月上旬)の、フィンランド・ヘルシンキの夕方の風景。夕方・・・といっても、時刻は22:00少し前。ゆっくりと夕方のシーンが続き、夜中の2時くらいでも空は薄明るく、そこから朝へと続いていく。ヘルシンキは北極圏ではないので、白夜とは言わないものの、外を歩くには不便ないくらいの明るさで24時間が経過します。

 

こんな時間、はしゃいで外をうろついているのは観光客。しかし、時刻からしてオープンしている店は、バーなどの飲食か、ファストフードのみ。スーパーや店舗は閉まっています。

 

ホテルに泊まっても、特に遮光カーテンというわけではなく、時差ぼけも相まって、夏の北欧旅行は、睡眠も取りにくく、なかなか体にはきつい時期です。

 

しかし、長い冬のことを考えると、少しでもこの太陽を浴びたい、と思うのか、日中は日光浴をしているフィンランド人をよく見かけます。

 

家も基本的には冬を意識した造りになっており、窓際の作り込みには、仕事柄とても興味を持って見てしまいます。

 

 

こちらはホテルの窓。古い建物をリフォームしているからか、壁厚が30センチ程あります。下の窓はFIX、ガラスはペアガラス×2重になっています。風を取り入れるのは上の窓。内側の木製窓は手前に開き、外側の窓は外開きです。決して開けやすいとは言い難い構造です。窓台はタイルで出来ています。

 

 

こちらはユバスキュラという小さな町にある、建築家アルヴァアアルトの博物館にあるカフェの窓際。窓台には鉢が置けるほど奥行があります。内側の窓はFIXとなっており、鍵穴と丁番が見えることから、掃除の時など手前に開けられる構造になっているようです。このように、開けない窓が前提にあることから、鉢などが置けるのでしょう。

 

 

ヘルシンキの郊外にある、アルヴァアアルトが設計したアパート。季節の良い時期は、室内でも心地よい風が感じられるように考慮してか、ベランダがあります。しかし、日本と違うのは、このベランダにもガラスの仕切りがついていること。3階の方は閉めていて、6階の方は少し開いているのが分かります。

 

 

ここはヘルシンキの中心部にある、電力ビル。こちらもアアルトによって設計されました。最上階のレストランは社員食堂でもあり、一般の人でも利用できます。

 

 

外にある屋上テラス。屋内 or テラス席の日陰 or テラス席で日を浴びながら、と様々なニーズに応えられるカフェテリアでした。

 

20190713