仙台市青葉区新川のY-Studioづくり、付近にあるしだれ桜も、ようやく葉が出てきました。工事を行いながら桜を愛でられるとは、なかなか贅沢な時間でした。
さて仕上げとなる屋根板金作業も、まずは大屋根の方から葺き始めています。葺き方は瓦棒葺き(かわらぼう)という方法で、日本でも海外でもよく見る基本的な張り方です。今年は少なかったですが、市内でも雪が多いこの地を考え、建物の上の雪を落としやすい屋根構造にしています。
舟山板金さんによる作業。2人一組で、つなぎ目に入れるキャップ(これが瓦棒)をはめていきます。その後全体をかしめて、固定されます。
内部は屋根勾配なりに、「段ボール素材」のものをはめています。この部分は断熱材が吹かれる部分。断熱材が直接屋根下地につかなくすることで、結露防止になります。その通気空間を確保するための建材です。
下では天井下地組みを行っています。柱や天井下地など、等間隔で並んだ姿は美しく気持ちよいです。
20200504