お住まいの顔とも言える玄関ドア。家の中とと外をつなぐ重要な場所です。玄関ドアに木製を使っている方は、定期的な塗装メンテナンスが必要です。
特に玄関ドアが西面や南面を向いていて、紫外線を受けやすい向きに扉がある場合、あるいは軒先があまりない場合は、風雨によっても塗装が抜けやすいのでご注意ください。
ここでは、ご自身でも塗装できる方法をお伝えします。
①ホコリとり
刷毛などを使い、玄関ドアについたホコリをとります。扉の状態が悪い場合は、一度水洗いをした方が良いでしょう。その場合はしっかりとふき取り、乾かしてください。
②床の養生(外側)
ポリマスカー(ガムテープとビニルが一体になったもの)などを使い、床の養生を行います。養生をすることで、終了後の掃除が楽になります。ポリマスカーを使った場合、ビニルが風でよれないようにマスキングテープで端を留めておくと便利です。
③壁の養生
マスキングテープ(巾24㎜程度)を使い、壁(=塗装しない部分)などを養生します。テープを貼った後にしっかりと押さえて、染み入らないようにするのがポイント。またテープはあまり粘着が強いもの、あるいは古いものは避けましょう。塗装用がおすすめです。
④ガラスの養生
こちらも壁と同じく、テープを貼った後はしっかりと指で押さえます。テープのカットは手でも切れますが、ハサミやカッターで行うと綺麗にできます。
⑤金物の養生
金属部に塗料が着くとなかなか拭きづらいので、しっかりと養生しておきます。
⑥塗装
養生が終わるといよいよ塗装です。塗料はオイル系外部用でチーク色(例:オスモカラー・ウッドステインプロテクター・チーク色)、刷毛は30㎜巾をご用意ください。塗料は一般的には100ml程度ですが、状態が悪い場合は追加20ml程度必要になります。
⑦塗装(つづき)
刷毛に塗料をしみ込ませ、こするように塗っていきます。なるべく下に垂れないように。また木目に沿って刷毛を動かすことがポイント。木目に逆らって直角方向に塗ると、奥まで塗料が入りにくくなります。
⑧ふき取り
ウエスにより余分な塗料をふき取ります。ウエスはシャツのような毛並みの短いメリヤスウエスが使いやすいです。刷毛ムラがある場所は、ふき取りながら伸ばしましょう。
⑨内部などの塗装
内部は外部をふき取ったウエスを使い、そのまま掃除するように拭く程度で十分です。また靴ずりも同様に拭きます。
⑩養生はがし
マスキングテープを丁寧にはがします。
⑪かたづけ
最初に床を養生したポリマスカーにまとめると便利です。使ったもの全てをポリマスカーに。テープでくるんで燃えるゴミとして捨ててください。
玄関ドアが綺麗になると気分もすっきり。木製玄関ドアは断熱性能の良さなどの機能面だけではなく、このように手入れが出来ることも重要なポイントです。初めての方でも1時間程で出来ますので、ぜひチャレンジしてみてください。
当社ではお気軽に塗装できるように「玄関ドア塗装セット」をオンラインショップにて準備しました。このセットは住文舎川平オフィスでも直接ご購入できますので、ぜひお求めいただければと思います。
[塗装セットの中身]
(左上より)①ドアオイル(100ml)②ドアオイル(30ml追加分)③刷毛 ④メリヤスウエス ⑤使い切りゴム手袋 (左下より)⑥ポリマスカー ⑦マスキングテープ
[各自ご用意いただくもの]
⑧紙コップ ⑨カッター(必要に応じて) ⑩はさみ( 〃 )