先日、住文舎には新しい照明が加わりました。
以前から手に入れたかった、artekのA331、ビーハイブというものです。
こちらは限定品カラー ブリック(=レンガ)色です。
デザインは80年以上経っていますが、今でも変わらず新品を購入することができます。
こちらはフィンランド製、北欧の照明は、明るくする対象を照らす間接照明が多く、実際に見てみるまで
どのようなあかりになるか、予想がつきません。
実際はもう少し下げたいのですが(下にテーブルがあり)、外部から見えたいので、このあたりの高さにしました。
取り付ける台座も同じ色で、とても良い印象です。
ここから少し日照とあかりのお話
こちらは、かつて夏にヘルシンキを訪れた時の空の写真。7月頭ですが、時間はなんと22時!
バーなどを除き、さすがにお店などは閉まっているものの、浮かれた観光客は、つい嬉しくて散歩してしまいますが、2,3日も経つと、意外と体が疲れます。
この明るさからゆっくりと夕刻が続き、夜中の2時を境に、また明るくなる。その割には、カーテンが薄いので、夜は暗いものと体感している日本人には、深い眠りは難しいです。
こんな明るさではありますが、窓から見える室内は、カーテンもせず、まぶしくない照明はつけています。そう、まるで、夜の時間を楽しんでいるように。
こちらは11月に訪れた際のもの。この照明をデザインしたフィンランドのアルヴァアアルトの自邸です。リビングには、ホワイト色のビーハイブがついています。窓の外は少し薄暗い時間ですが、また15時前。あかりが必要な時間が続きます。
この写真をみても、照明は部屋を明るくするもの、というよりは、インテリアの大事なアイテム、ということがわかります。夏や冬というのは関係なく、暗くなる前から点灯し、さりげなく存在させるもの。光がまぶしくなく、まったく苦痛に感じません。
北欧の照明は、手にしてから考えさせられることが多いです。日の長い季節の北欧、今夜も趣のあるあかりが見られるでしょうか。
20220619 仙台発イチゴイチエのいえづくり