[平屋のThis Is Me] 大工作業は「いの一番」から始まる

仙台市泉区八乙女中央にて、平屋のThis Is Me の家づくり。

2023年4月20日 今日から木工事がスタートです。

プレカットされた材料が、当日朝に運ばれてきました。今回は今日を含めて3便に分かれて納品されます。

 

 

ASプランニング・鈴木大工さんによる建て方、造作工事

まず最初に行うことが、基礎の対角を測り、直角確認。そして土台が乗る場所に、正確に墨だしします。

 

 

基礎外周部は、立ち上がりだけではなく、スカートの部分にも、断熱材をボンド留めして固定します。

 

 

土台が組まれた様子。ひのきの香りが漂います。基本91cmの井桁に構造材が組まれます。

 

 

床が乗る、構造材の交差点には、この黒い「プラ束」が支えます。水平になるように微調整し固定。これ一本でなんと1tの荷重に耐えられます。

 

 

住文舎では、基礎断熱工法を採用していますが、その際重要なものの一つが、こちらの「土台気密レール」

片面にビニールが張られた、スポンジ状のパッキンがついています。

このスポンジがつぶれ隙間のないように、そしてビニールにより基礎からの湿気を、土台に伝わらないようになっています。

 

 

また、基礎と土台とをつなぐアンカーボルトを止めているのが、スクリューワッシャー。

締めこむと同時に表面を掘り、万が一土台がやせても、ワッシャーが緩まないようになっています。

 

 

井桁に組まれる土台は、規則正しく、とてもきれいに見えます。

 

 

早速、土台の上に床合板を敷き詰め、釘で固定。その後養生し、一日目が終了となります。

 

 

ところで、プレカットされた材料には、すべて番付けが印字されています。番付けには基本ルールがあり、北東角からスタートし、x軸は、いろはにほ・・・ y軸は、123456とグリッドを作ります。

 

北東角は、い通りと1番通りの角、ここが「いの一番」の角です。最近はあまり聞かれなくなりましたが、「最初に」ということを「いの一番に」と言うことがありますが、それは、この大工用語から来ています。この番付けは、プレカット以前の、手刻みの時代から変わっていません。

 

次は、この「いの一番」のほぞ穴に、位置づけされた角柱が入ります。

 

20230506

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