仙台市太白区茂庭台にて、築40年平屋のリノベーション
もとは床の間だった場所を活用して、小上がりの空間をつくります。その下がり壁は大きなアーチに。
曲線のある下がり壁は、下地が大事。下地が綺麗な円を描いていないと、仕上げで修正することができません。
そのために必要不可欠なのが、この治具。住文舎でデータをつくり、山形の鮭川木工さんで加工してもらいました。正確にカットされたベニヤを下地として、下がり壁を造作します。
曲線の壁は、図面で表記してもなかなか伝わらず、大工さんの感覚に頼ってしまうところが多くなります。このような治具を作ることで、イメージ通りの曲線壁をつくることができます。
大きな円のある下がり壁の下地完成です。床柱はそのまま活かしています。この先の仕上がりがますます楽しみです。
20240730