「お客様の要望がはっきりしており、それを受け止めながらご提案していくスタイルをご希望されている。」
今回は日ごろお世話になっている不動産業者さんからのご紹介がスタートでした。宮城野区岩切の家
Hさんの奥様は、毎回打ち合わせ毎に、確認したい内容をしっかりとメモされて望む方で、的確に質問されていたのが印象的でした。最初から30坪前後の家をご希望されており、その中でどこまで希望に叶えられるか。一階はすんなりプランが決まったものの、二階はメリット、デメリットを検討し、複数、ご提案しました。
中でも特徴なのが、一階と二階とをつなぐ階段の踊り場に設けた、収納スペースとしての「中二階収納室」 立体的に考え、ぎりぎりの寸法で上手く納まりました。
11段目の踊り場から中二階の収納スペースにつながる。一階左はサニタリー、その奥が浴室。ちょうどこの2つの部屋にロフトが乗っている。
二階ホールの様子、中二階にロフトが入ったことで、二階から上がる空間が生まれました。ここはウォークインクローゼットとして活用
一階サニタリーの様子
玄関の様子、三和土は150角テラコッタタイル。内装はベージュの健康塗り壁と、木部はウォールナット色で統一
キッチンの様子、紺色の面材に縁のみアイボリーに。天板は人造大理石、ミーレ製の食洗器を組み込んでいます。シンクの下はオープン、ごみ箱置き場として活用しています。
二階の様子、パインのフローリングとタタミルーム
一階リビングダイニングの様子。マリメッコ製のウニッコ柄、茶色をベース色にした落ち着いた雰囲気です。ベージュの塗り壁にマッチします。
外観は切妻屋根に二階ベランダが付くスタイル。ベランダが45㎝外壁面から出ることで、一階掃き出し窓の庇も兼ねています。正面には外壁にボーダーを取り付けた、コーヒー色の外観です。
(2010年5月完成)